ハム増井、広げた視野と投球の幅 プロ人生で手にした「まさか」の偉業
先発で出発した増井が史上4人目100セーブ&100ホールド達成
日本ハムの増井浩俊投手が17日、本拠地でのロッテ戦でNPB史上28人目となる通算100セーブを達成した。100ホールドと合わせての達成は藤川球児(阪神)、武田久(日本ハム)、平野佳寿(オリックス)に次いで4人目の快挙となった。
通算100本塁打を達成したレアードとともに上がった今季初のお立ち台では、感慨めいた口調だった。
「先発としてスタートしたプロ野球。まさか自分が100ホールドと100セーブを達成できると思わなかった。育ててくれて感謝です」
昨季は序盤の不振からシーズン途中に抑えから先発へ転向し、10勝を挙げた。「抑えをやり始めた時に100セーブは通過点と思っていましたが、去年(抑えから)外れて100セーブはできないかと思った時もありました。ホッとしているし、達成感がありますね」と素直な気持ちを吐露した。
先発としての高い能力を示しながらも今季敢えてクローザーを志願したのは、100セーブへのこだわりがあったからだ。「抑えになった時に決めた目標。掲げたら達成しないと気持ち悪いので。わがまま言って抑えをやらせてもらいました」と明かした。