12年ぶりの夢実現、ドジャース伝説の名将が米紙にダルビッシュとの秘話告白

ラソーダ氏「ついに我々は獲得できたんだ」

 だが、名将の熱心な説得も実らず、ダルビッシュは日本でプロ野球選手となる道を選び、2005年日本ハムに入団。その6年後、2011年オフにポスティング制度を利用してレンジャーズに移籍した際は、ドジャーズは経済状況が悪く、争奪戦に参戦できなかった経緯があったそうだ。

 それでも運命は再び交錯した。今季ダルビッシュがドジャースに移籍後、会話を持つ機会があったというラソーダ氏は記事の中で「私が覚えている以上に彼の方が当時のことを覚えていたんだよ」と、ダルビッシュ宅訪問時の記憶を呼び戻している。

「どうしても、あの少年を獲得したかったんだ。そして、ついに我々は獲得できたんだ」

 12年越しに念願が叶い、ラソーダ氏は喜びを爆発させたという。

 ダルビッシュは新天地で3試合に先発し、2勝無敗。先発した3試合全てで、チームは白星を挙げている。ドジャースの象徴とも言える名将の12年の思いが叶った今、“意中の恋人”ダルビッシュは1988年以来となるワールドシリーズ優勝を遂げる最後の1ピースとなるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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