ファンも選手も笑顔に ロッテが仕掛ける“ファンのため”のイベント

「ベイブレードバースト選手大会」に登場したロッテ・涌井秀章(左)と角中勝也(右)【写真:(C)PLM】
「ベイブレードバースト選手大会」に登場したロッテ・涌井秀章(左)と角中勝也(右)【写真:(C)PLM】

3連戦で7万5000人を超える観客が来場

 お盆休み期間中の3連戦、ZOZOマリンスタジアムには7万5000人を超える大観衆が詰めかけた。千葉ロッテマリーンズの企画室兼広報メディア室の小林博一氏は「イベント全体が連日大盛況で、ベイブレードなどに関しても、お子様たちが楽しくプレーされている様子がうかがえました。お子様にとって、楽しいと思える場所を提供できたことにすごく満足しています」と3連戦を終えた率直な感想を口にした。

 この日のイベントの中で最も印象的だったベイブレード大会での選手とファンの笑顔、また、選手を参加させることになったきっかけについて、小林氏は「選手と触れ合えるイベントで最適なものがないかと考え、それで出た答えがベイブレード大会への選手の参加でした。ファンの方が笑顔になると、選手もうれしいと思えますし、ベイブレードで一緒になって楽しく遊んでいる姿を見ることができたのでホッとしています」と話し、安どの表情を浮かべた。

 マリンフェスタは“月1回のファン感謝デー”というコンセプトで開催されているということもあり、ここで紹介したもの以外にも、ウェルカム・ハイタッチや、サイン会、写真撮影会に、選手のお店屋さんなど、選手との距離を身近に感じられるイベントが盛りだくさん。現地で選手との触れ合いを楽しんだ親子のファンも「憧れの選手と一緒に何かをできるということは最高の想い出になりましたし、何度でも来たいと思える内容だったので、また来たいです」とコメントした。

 今後、このようなファンがリピーターとして球場に足を運ぶ可能性を十分に秘めており、この3日間のイベントは大成功であったと言える。

 マリンフェスタをはじめ、マリーンズはファンと選手との触れ合いはファン感謝デーだけに限らず、“シーズン中においてもいかにファンとの触れ合いを増やせるか”ということを強く意識して次々にイベントを打ち出している。少子化などによる、野球の競技者人口減少が問題となっている昨今。こうしたイベントをきっかけに、野球に興味を持つ子供が増え、野球界全体の発展へとつながっていくことを願ってやまない。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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