左脚肉離れのソフトB五十嵐が2軍で1回3者凡退、早ければ8月中に1軍復帰も
投球フォームに進化「怪我をする前よりもフォームがいい」
しかも、だ。飽くなき向上心を持つ38歳は、転んでもタダでは起きない。「怪我をする前よりもフォームがいい。いかに力を入れない状態で、負担をなくして投げられるかをやっている。思った以上にスムーズに投げられました」と、負傷前よりも進化した自分を感じている。
ソフトバンクのファーム施設「HAWKS ベースボール筑後」の室内練習場のブルペンには、投球する毎に、直後に映像で確認できる設備と、高性能弾道測定器「トラックマン」が設置されており「1球毎に映像が見られる。トラックマンの回転数と照らし合わせながら、自分で納得しながら練習できた」と話す。充実したファーム設備をフル活用し、力みのないフォームを見出している。
「あと1、2試合投げて、状態があと1段、2段上がれば、自信を持って上がれると思います」という五十嵐。週明けから2軍の遠征に同行する予定で「2試合投げたい」という。早ければ、8月末での1軍復帰も見えてきた。登板過多が続くソフトバンク中継ぎ陣の救世主が、驚異の早さで戻ってくるかもしれない。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)