ソフトBが3タテ、2位と今季最大の6.5差に 楽天は貧打深刻で泥沼6連敗
ソフトBデスパイネはトップタイ28号、5回途中から継投で逃げ切る
ソフトバンクが同一カード3連勝で、2位とのゲーム差を今季最大の「6.5」とした。直接対決3戦目となった20日の楽天戦(Koboパーク)。初回に幸先よく2点を奪うと、投手陣が楽天打線に反撃を許さずに4-1で逃げ切った。楽天戦は今季初のカード3連勝となった。
初回2死一、三塁からデスパイネが左中間を破る適時二塁打を放ち、2点を先制。1点リードの6回には2死二塁で、この日スタメン起用された江川の中前への適時打で1点を加えた。8回にはデスパイネが、柳田、レアードに並ぶキングトップタイの28号ソロ。トドメを刺した。
先発の武田は序盤から制球が定まらず、四球を多発。それでも、楽天打線の拙攻に助けられ、5回途中まで1失点で凌いだ。5回2死二塁でこの日6個目の四球を与えたところで、工藤公康監督は継投へ。嘉弥真、森、モイネロ、岩嵜とリリーフ陣を注ぎ込み、リードを守った。
一方の楽天は、打線が目も当てられない惨状だった。初回2点を先制されたものの、その裏に茂木の四球、ペゲーロの左翼線への二塁打で無死二、三塁。ウィーラーのゴロをソフトバンクの三塁・松田が後逸するエラーで1点を返した。だが、さらに1死満塁のチャンスを作りながらも、聖澤が一ゴロ、松井稼が空振り三振に倒れ、好機を逸した。
さらに、3回には先頭のウィーラーが四球で出塁するも、続くアマダーが三ゴロ併殺。5回には先頭の茂木が中前安打を放つも、続くペゲーロが投ゴロ併殺。この後にウィーラーに中越えの二塁打が出るなど、チグハグな攻撃な攻撃に終始した。不安定だったソフトバンク武田を助ける形になり、ここ5試合でわずか2得点と貧打ぶりは深刻だ。
ここまで首位を争ってきたソフトバンクに痛恨の3タテを食らった楽天。これで泥沼の6連敗となり、ソフトバンクとの差は6.5ゲームに拡大した。快進撃を続けてきたが、正念場を迎えている。
(Full-Count編集部)