上原浩治、DLから復帰で即登板 不運2失点に危機感「このままではヤバイ」
捕手の珍プレーが失点に絡むも「いきなり打たれました…」
カブスの上原浩治投手は20日(日本時間21日)に故障者リスト(DL)から復帰。本拠地ブルージェイズ戦の延長10回に即登板したものの、不運なミスも絡み、2/3回を2安打2失点1四球で降板した。チームはその裏に3点を奪い、6-5で劇的なサヨナラ勝利を飾っている。青木宣親外野手は「8番・レフト」でスタメン出場し、その延長10回に押し出し四球で2点目をもたらすなど4打数1安打1打点1得点だったが、勝利にはつながらなかった。
3-3の同点で迎えた延長10回、上原は6番手でマウンドに上がった。しかし、ドナルドソンには1ボールからの2球目を捉えられ、痛烈なゴロで遊撃内野安打。スモークは中飛に仕留めるも、続く強打者バティスタの打席で痛すぎる珍プレーがあった。
初球がボールとなると、上原はボール交換を要求するような仕草でホームプレート方向に向かう。しかし、捕手のアビラは返球しようと顔を上げた瞬間にこれに気づいたのか、中途半端に投げようとして引っ掛けてしまう。ボールは三塁方向に転々とする間にドナルドソンがスタート。上原が慌てて打球を処理し、二塁に投げたものの、間に合わずにセーフとなった。
一塁が空いたことで、バティスタは投げずに敬遠で1死一、二塁に。続くバーニーは中飛に打ち取ったが、ピラーには粘られて7球目をライト前に運ばれて、勝ち越しの1点を奪われた。
上原はここで無念の降板。しかし、後を継いだウィルソンがゴインズ、青木に連続四球。押し出しでさらに1点を失い、上原に2失点目がついた。
それでも、カブスはその裏に暴投で1点を返すと、最後は返球ミスをしていたアビラが逆転サヨナラタイムリー。劇的勝利で黒星がつくことはなかったが、首の張りから復帰した上原は試合後に「今日から復帰しました。で、いきなり打たれました…(^_^;) このままではヤバイね…」とツイッターでコメント。危機感を露わにしている。防御率3.96となった。
(Full-Count編集部)