広陵・中村が準決勝2発で清原超え 今大会6本塁打で最多記録を32年ぶり更新

1大会6本塁打は大会新、1試合2本塁打は初戦に続いて2度目

 第99回全国高等学校野球選手権大会は22日、大会第13日が行われ、準決勝第1試合で広陵(広島)の中村奨成捕手が2本塁打を放ち、今大会通算6本塁打として1大会の最多本塁打記録を更新した。

 天理(奈良)戦の初回、中村は1死二塁の好機で碓井の初球のシュートを完璧に捉え、バックスクリーンへと運んだ。豪快な打撃に、甲子園はどよめきに包まれた。

 これが今大会5号。32年前の1985年に清原和博(PL学園)がマークした1大会の通算最多本塁打記録に並んだ。

 中村は第2打席は遊飛に倒れたものの、3-4と1点を追う5回の第3打席で甲子園に新たな歴史の1ページを刻んだ。先頭で打席に立ち、左中間へ完璧なソロ本塁打。値千金の同点弾で今大会通算6本塁打とし、清原の記録を32年ぶりに塗り替えた。

 中村の1試合2本塁打は1回戦の中京大中京(愛知)戦に続き、今大会2度目。2回戦の秀岳館(熊本)戦、3回戦の聖光学院(福島)戦と初戦から3試合連続本塁打を放っていた。

(Full-Count編集部)

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