「MAEKEN」「ICHI」など愛称入り限定ユニで試合開催 MLB珍企画の意図は?

ヤンキースは史上初めて名前入りユニホームに

 今回の企画で凄まじいのは、これまでチーム史上ユニホームに名前を明記しない伝統を誇っていたニューヨーク・ヤンキースも賛同していることでもある。全球団が同じ方向を向いて(通常の苗字で参加する選手はいるものの)、これからの野球についての取り組みに参加している。

 日本人選手の多くはあだ名や本名を短くしたものを使用(前田健太は「MAEKEN」、イチローは「ICHI」など)しているが、選手やスタッフの中には非常に意味深いものを活用しているものもある。ミルウォーキー・ブルワーズのカウンセル監督の背中には“THE CHICKEN(ザ・チキン)”と書かれる。直訳だけすると、全く意味が分からないだろう。だがこのニックネームにはあるコーチの壮絶なるストーリーが含まれている。ここでストーリーを綴るには、長くなってしまうため控えさせていただくが、今まで知らなかった選手や監督の一面を知る機会となるかもしれない。

 この「プレイヤーズ・ウィークエンド」開催の1週間ほど前に画期的な試合がメジャーリーグでは開催された。リトル・リーグの聖地といわれるウィリアムズポートでピッツバーグ・パイレーツとセントルイス・カーディナルズの一戦が開催された。

たった2596人の観客の中で行われた試合

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