イチロー球団の代打安打記録を更新、MLB記録にも「6」 田澤純一は3勝目

今季22本目の代打安打で代打打率は.286まで上昇、マーリンズはサヨナラで3連勝

 マーリンズのイチロー外野手は26日(日本時間27日)、本拠地でのパドレス戦に代打で出場し、レフト前ヒットを放った。今季の代打安打を「22」として、球団のシーズン最多代打安打記録を更新。メジャー記録の28本にも「6」に迫った。マーリンズは2-1で勝利。田澤純一投手が延長11回に登板し、1回1安打無失点1奪三振に抑えてサヨナラを呼び込み、3勝目(3敗)を挙げた。

「プレーヤーズ・ウィークエンド」のイベントで各チームの選手がニックネーム入りのユニフォームで出場する中、「ICHI」が登場したのは1-1の同点で迎えた7回無死一塁の場面。中継ぎ右腕エリントンの代打でイチローが打席に立った。

 相手は中継ぎ右腕マトン。イチローはバントを2度試みるもファウルに。その後はファウルで粘り、カウント2-2から7球目、91マイル(約146キロ)の外角への速球にバットを合わせた。レフト線への技ありのヒット。ロハスは三塁まで進み、無死一、三塁へとチャンスを広げた。イチローは続くゴードンのニゴロで二塁でアウト。その後、1死満塁へとチャンスを広げたマーリンズだが、3番イエリッチ、4番オズナが倒れて無得点。イチローは守備にはつかず、そのまま交代した。

 試合は1-1のまま延長戦に突入。11回には田澤が登板。先頭打者をヒットで出すも、ソラルテを右飛、マイヤーズを中直、スパンゲンバーグを空振り三振に抑えた。すると、その裏に1死三塁のチャンスを作ったマーリンズ。パドレスは内野5人シフトを敷くも、ロハスが犠飛を放ち、サヨナラ勝利で3連勝を飾った。

 試合前まで、今季の代打安打をメジャー断トツの「21」としていたイチロー。22日(同23日)の敵地フィリーズ戦で決勝3ランを放ち、ロス・グロードの球団最多代打安打記録(21本)に並んでいた。そして、この1本で「22」として記録を更新した。

 ジョン・バンダーウォールが1995年に記録したメジャー記録の28本にも残り「6」。今季の代打打率は.286(77打数22安打)。今季はレギュラーの外野トリオが好調のため、出場機会が少なくなっているが、3、4月に1割台だった打率も、7月は.321、8月はこれで.364と状態はいい。シーズン打率も.252まで上がってきた。

 また、メジャー通算3068安打とし、歴代21位のキャップ・アンソン(3081本)までは残り13本としている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY