ソフトB、楽天、西武が優秀な数字 ペナントを左右する救援投手の「自責0率」
セ・リーグも上位は広島と阪神の2球団が占める
【セ・リーグ】※右の数字は防御率
1.一岡竜司(広).891(46試合41成功)1.80
2.桑原謙太朗(神).887(53試合47成功)1.01
3.ドリス(神).878(49試合43成功)2.59
4.高橋聡文(神).875(48試合42成功)2.02
5.中崎翔太(広).867(45試合39成功)1.44
6.ジャクソン(広).857(49試合42成功)2.25
7.岩崎優(神).840(50試合42成功)2.47
8.山﨑康晃(De)833(54試合45成功)1.92
9.マシソン(巨)822(45試合37成功)1.93
10.田島慎二(中)815(54試合44成功)2.68
11.ルーキ(ヤ)804(51試合41成功)3.08
12.今村猛(広)800(55試合44成功)2.58
12.マテオ(神)800(50試合40成功)2.70
14.岩瀬仁紀(中)796(49試合39成功)4.29
15.砂田毅樹(De)792(48試合38成功)4.46
16.パットン(De)787(47試合37成功)3.30
17.三上朋也(De)780(50試合39成功)5.57
18.中田廉(広)766(47試合36成功)2.57
19.石山泰稚(ヤ)755(53試合40成功)3.63
20.田中健二朗(De)745(47試合35成功)4.05
セで45試合以上投げた救援投手は20人。パよりも8人多いが、救援成功率はかなり見劣りする。
1位は広島の一岡、目立たないが安定感がある。ただ一岡は5月5日の阪神戦で自責点5、これが防御率に響いている。2位~4位には阪神の桑原、ドリス、高橋が続く。JFKの「勝利の方程式」の時代から阪神は救援投手でもっていると言えよう。上位には広島、阪神とペナントレースでも1、2位に位置するチームの選手が並ぶ。
救援投手の出来は、やはり勝敗に大きく影響している。巨人はマシソンが.822で9位にいるが、他に45試合以上投げた救援投手はなし。優秀な先発陣を擁しているが、後を託せる投手のコマ不足が痛いところだ。
DeNA、ヤクルト、中日も見劣りする。ポストシーズンをめぐる競り合いでは、救援投手の出来不出来が決め手になるのではないかと思われる。
厳しい消耗戦が続く両リーグのペナントレース。救援投手たちの「成功率」はどう推移していくだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)