続々と新星誕生のホークス、「育てながら勝つ」を実践する凄さ

今季1軍デビューを果たした選手たち

【投手】
〇石川柊太

 2013年に育成ドラフト1位で入団し、昨季途中に育成選手から支配下へと昇格した右腕。キャンプからA組に抜擢されると、アピールが実り、初の開幕1軍を勝ち取った。4月4日の楽天戦(Koboパーク)で中継ぎとしてプロ初登板。交流戦に入り、チームに負傷者が続出したことから先発ローテに入り、5勝をマークしている。

〇高橋純平

 2015年のドラフト1位右腕。県岐阜商高出身。石川同様、春のキャンプでA組に抜擢された。開幕1軍はならなかったが、4月12日に初めて1軍に昇格し、同14日のオリックス戦(ヤフオクD)でプロ初登板。3回を投げ、6安打4失点とほろ苦いデビュー戦となった。26日に再昇格した。

〇笠原大芽

 2012年のドラフト5位で、昨季のウエスタンリーグ最多勝の左腕。キャンプA組に抜擢されると、初の開幕1軍入り。だが、登板機会のないまま、出場選手登録を抹消され、5月23日に再昇格。5月24日のロッテ戦(ヤフオクD)でようやくプロ初のマウンドに立ち、その後は中継ぎで6試合に登板した。

〇笠谷俊介

 大分商高から2014年のドラフト4位で入団。今季は春季キャンプ終盤から左肘の痛みが出て、リハビリ組に。2軍戦に復帰したのは6月になってからだったが、そこから一気に状態を上げ、8月22日にプロ初の1軍昇格。23日の西武戦で大量リードを奪ったことから8回からプロ初のマウンドに上がり、2イニングを無安打無失点に抑えた。

〇小澤怜史

 高橋と同期入団の2015年ドラフト2位。日大三島高出身。キャンプスタート当初はB組だったが、終盤にA組に抜擢され、オープン戦でも1試合に登板。2軍が関西への遠征中だった23日夜に昇格が決まり、24日に帰福してチームに合流すると、早速その日のうちにデビュー。2安打を許したが、1イニングを無失点に封じた。

〇リバン・モイネロ

 キューバ人助っ人であり、例外ではあるが、5月の入団時は育成選手だった。ウエスタンリーグで3試合5回2/3を投げて8奪三振。6月16日に支配下登録され、そのまま1軍の昇格すると、一気にチームに不可欠な存在へと駆け上がった。ここまで23試合に投げ、3勝1敗8ホールド1セーブ、防御率1.61の好成績を残している。

正捕手の座をつかみつつある甲斐、上林も出場100試合超え

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY