ペース、成功率、奪三振率…ソフトBサファテ、驚異の日本タイ記録46セーブ
更新は時間の問題 日本タイ記録46S、サファテの凄さ
驚異の速さで、日本記録に並んだ。ソフトバンクの絶対的守護神、デニス・サファテ投手である。2日の楽天戦(ヤフオクD)。3-1と2点リードの9回にマウンドに上がると、先頭の島内に安打を許しながらも、安定の無失点投球で今季46セーブ目をマークした。
これで2005年の中日・岩瀬仁紀投手、2007年の阪神・藤川球児投手が樹立していた46セーブのプロ野球記録に到達した。驚くべきは、その達成のスピードだ。岩瀬は60試合目で、藤川はさらに多い71試合目の登板での46セーブ目だった。これに対してサファテは57試合目での到達となった。
しかも、今季は夫人の体調が優れず、5月下旬にアメリカへと一時帰国し、10日間の登録抹消期間があった。それなのに、この時期での46セーブ到達。まだ、今季121試合目。22試合を残しており、記録の更新も確実だ。これは、それだけの勝ち星をあげているソフトバンクの強さと、そして、サファテのとてつもない力を表していると言えるだろう。
この驚異的なセーブを記録するペースは、勝ち試合を十中八九モノにできる安定感にある。今季57試合で46セーブを挙げているが、セーブシチュエーションでの登板は47試合。唯一失敗したのは4点リードの無死満塁で登板して同点に追いつかれた8月5日の西武戦(メットライフ)のみ。2つの黒星は同点の場面での登板で、3点以内のリードで、9回の頭から守護神がマウンドに上がった場合は、100%チームは勝利しているのだ。