中村が注目浴びる陰で…古賀が途中出場で好リード「うまく引き出せたと思う」

米国戦途中からマスクをかぶった古賀悠斗【写真:沢井史】
米国戦途中からマスクをかぶった古賀悠斗【写真:沢井史】

米国戦途中からマスクをかぶった古賀「経験できたことは大きい」

 侍ジャパンU-18代表は2日(日本時間3日)、「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(カナダ・サンダーベイ)のオープニングラウンド第2戦で米国と対戦し、0-4で初黒星を喫した。

 先発した川端健斗(秀岳館)が5回2/3を投げ15奪三振と力投するも、2回に米国の6番・カサスに先制2ランを浴びた。5回、6回には守備の綻びで追加点を失うなど、ミスを突かれた失点に「今日は守り勝ちするはずが守り負けてしまった」と小枝守監督。何より自慢の打線が2安打に封じ込まれたのも大きな敗因。「アメリカの投手は日本と違ってタイミングが取りづらかった」と清宮幸太郎(早実)が言うように、各打者がうまく対応できなかったことが影響した。

 6回途中から中村奨成(広陵)に代わって、マスクを被ったのが今大会初出場の古賀悠斗(福岡大大濠)だった。これまで、練習試合を含めほぼマスクを被ってきたのは中村。回の途中から川端に代わり、田浦文丸(秀岳館)と共にバッテリーごと入れ替わった。

「ブルペンから試合のつもりで球を受けてきたので、気持ちの準備はできていました」と緊張はなく、2死一、二塁のピンチにも「自分が流れを切ろうという気持ちで入りました。(代わったばかりの)田浦にも、自分を信じて投げてこいって(言いました)」。川端のスライダーにまったく合っていなかった米国打線に対し、変化球で攻めつつもストレートを見せながら3番のゴーマンを見逃し三振に斬って取った。

田浦の持ち味引き出した好リード、米国相手に感じた厚い壁

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