キューバ撃破の立役者となった2年生打者 監督の言葉を実践したタイムリー

カギを握る“動くボール”への対策

 新チームでは1番を放つが、中学時代は枚方ボーイズで藤原恭大(大阪桐蔭)と1、2番コンビを組んでいた。今大会好結果を残す同じ2年生のライバルの姿も刺激になっている。

「2年生だから思い切りプレーができるので、(藤原)恭大とは2年生同士で盛り上げていこうと言っています。いつも楽しくやらせてもらっています」

 国際大会では外国人投手の“動くボール”対策がネックとなる。「最後までしっかりボールを見ないととらえられない。あとは体の軸を残して、開かずに真っすぐにつことを心掛けています」。

 結果的には7-2と点差は開いたが、序盤は苦しい展開だったこの日の試合。「これからも厳しい展開の試合が続くと思います。それでも自分の思った通りのプレーができるようにしたいです」。米国戦の重苦しいムードを払拭した小園の躍動は、今後打撃陣にも大きな刺激を与えそうだ。

(沢井史 / Fumi Sawai)

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