侍ジャパン、オランダを逆転撃破！　田浦が4回無安打無失点9Kの好救援

日本は2連勝でオープニングラウンド3勝1敗

　侍ジャパンU-18代表が日本時間5日、「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」（カナダ・サンダーベイ）のオープニングラウンド第4戦、オランダ戦で3-1と勝利して2連勝を飾った。オランダ先発右腕ブレークに苦戦しながらも6回に逆転に成功。2番手でマウンドに上がった田浦文丸（秀岳館）が4イニングを無安打無失点9奪三振と好救援を見せるなど、投手陣もオランダ打線を1点に封じた。これで日本はオープニングラウンド3勝1敗となった。

　前日のキューバ戦で7点を挙げた侍打線はこの日、相手の先発右腕ブレークの前に苦戦し、初回から4イニング連続で3者凡退に終わった。すると4回裏には先発の徳山壮磨（大阪桐蔭）が1死二塁から4番アポステルにフェンス直撃の中越えタイムリー二塁打を浴びて、先制点を献上。重苦しい雰囲気が漂った。

　5回には先頭の4番・清宮幸太郎（早稲田実）が左中間を破る二塁打を放つも、中村奨成（広陵）の犠打で1死三塁とした場面で櫻井周斗（日大三）が三振、古賀悠斗（福岡大大濠）が一ゴロに倒れてチャンスを逸した。

　しかし6回、先頭の丸山和郁（前橋育英）が中前安打を放つと、二盗成功で無死二塁に。続く西巻賢二（仙台育英）の犠打は相手投手が送球できず、無死一、三塁とチャンスを広げた。直後、一塁牽制悪送球で丸山が生還し、同点に。藤原恭大（大阪桐蔭）が左前安打で続き、無死一、三塁とするも、藤原は牽制アウト。それでもその後、2死三塁で安田尚憲（履正社）が打席に入った場面で暴投で勝ち越しに成功した。さらに8回には藤原の左前タイムリーで貴重な追加点を奪った。

　投手陣も打線の援護に奮起。徳山が5回まで1失点に抑えると、6回からは田浦がマウンドが上がり、4イニングを無安打無失点9奪三振と圧巻の投球を見せた。田浦は今大会救援で3試合に登板し、計19奪三振と好投。2点のリードを守った日本はこれでオープニングラウンド3勝目を挙げた。

（Full-Count編集部）