苦しんだ清宮、「試行錯誤」の末に待望1号 取り戻した「自分らしさ」とは
「みんなすごく喜んでくれていたので、それが1番嬉しかった」
自分らしさとは何か。
「柔らかさとかだと思いますね。上半身、下半身全てにおいてゆったり、自分の形で打つことが大事かなと思いました。開きというか、逆に入りすぎたりしてたので、その辺を変えたり、色々と試行錯誤しましたけど、今のところいい感じで来てます」
こう振り返った大砲は、この110号は特別な一発かと聞かれ「あんまり変わらないですけど、110って響きもいいですし、節目の一本だったかなと思います」と笑った。そして、主将として誰よりもチームのことを考えるからこそ、自身の本塁打でムードが変わったことを「(ベンチに)帰ってきてからも『やっとだな』みたいに言われましたし『遅いよ』とも言われましたし。みんなすごく喜んでくれていたので、それが1番嬉しかったです」と喜んだ。
「新たな目標ができたというか、漠然としたものがこの予選ラウンドで明確なものに変わったので、みんなの目指すところが分かりやすくなったと思いますし、そこに向けて1つずつ勝っていかないといけないので、これから負けられない試合が続きますけど、しっかりもう1回気を引き締めてやっていきたいと思います。(目標は)スーパーラウンドしっかり勝ち抜いて、決勝でどこが勝ってくるか分からないけど、しっかり倒して優勝することです」
唯一の1年生として臨んだ2年前は、決勝で悔しい思いをした。初の世界一へ、この先も清宮らしくチームを牽引する。
(Full-Count編集部)