初代アジア女王の侍J女子代表が会見、同世代U-18代表に刺激を受けて優勝
侍U-18代表に刺激、花咲徳栄高の姫野は好投の清水に「自分も負けていられない」
カナダで開催中の「第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」では、同じ高校生の男子が世界一を目指して戦っている。防御率0.00で最優秀防御率とベストナイン投手に選ばれた姫野は、「携帯電話のニュースなどで清水君の活躍は見ていたので、自分も負けていられないと思って、それを力に変えて頑張りました」と、同じ花咲徳栄高の清水達也の好投が刺激になったと話した。スーパーラウンドのオーストラリア戦で延長11回にサヨナラ打を放った安田尚憲と同じ履正社高の吉井主将は「同じ学校で、同じ日の丸のユニホームを着ているので、お互いにいいプレーができたらいいなと思っていました。安田君も活躍されているので、優勝していただきたいなと思います」とエールを送った。
高校生チームでアジアNo.1の称号を手にした「マドンナジャパン」は、今後は来年開催予定のワールドカップに向けて動き出す。橘田監督は「今回は個人のポテンシャルに任せていた部分があり、攻撃のバリエーションが少なかった。そういった部分を準備していかないとワールドカップでは勝てないと思います。守備は安心できると思いますが、攻撃はバリエーションを多彩にして、どんな角度からもどんなパターンからも点を取れる準備をしていきたいと思います」と今後のプランを話した。
選手たちにとっても、次の目標はフル代表入りだ。「時期と開催地は未定ですが、今回のメンバーから1人でも多くフル代表を目指し、入る努力をしてほしいです」と指揮官。今後の女子野球界をけん引していくことになる今回の代表メンバーとまた一緒に日の丸をーー。「マドンナジャパン」はワールドカップ6連覇に突き進む。
(高橋昌江 / Masae Takahashi)