侍U-18で秀岳館2枚看板リレー、田浦から継いだ川端「コンビやから任せろ」

川端「“秀岳館コンビやから任せろ”と言いました」

 2番手として投げた川端健斗(秀岳館)は1点は失ったものの、結果的には3安打に抑えた。「今までずっと秀岳館で2枚看板としてやってきて、田浦の分もカバーしてあげたいという思いでした。田浦と替わる時も“秀岳館コンビやから任せろ”と言いました」と、アメリカ戦で快投を見せた左腕は淡々と振り返った。

 8戦目ともなると、どの選手も疲労はピークに達しているはずだ。前日のカナダ戦は投手陣を5人も注ぎ込み、総力戦で戦った。「ここまで来ると疲れていない投手はいないし、野手も10日で9試合。スペアはいないに等しい」と小枝監督は話す。毎大会、この段階になると選手の起用が難しいとはいえ、好不調のある選手をどう起用するかも悩みどころだが、疲労の頻度も見抜いた起用も重要だ。とはいえ、前日に続くミスも絡んだ痛い連敗となった。

「明日は必ず勝って終わりたい」

 最後にそう言った清宮キャプテンにとっても高校最後の試合となる3位決定戦。侍ジャパンU-18代表20人全員の気持ちを結束させ、3位決定戦は有終の美としたい。

(沢井史 / Fumi Sawai)

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