侍U-18で秀岳館2枚看板リレー、田浦から継いだ川端「コンビやから任せろ」

韓国戦に登板した侍U-18代表・田浦(左)と川端(右)【写真:沢井史】
韓国戦に登板した侍U-18代表・田浦(左)と川端(右)【写真:沢井史】

救援5登板の田浦が初先発で5失点「頑張ったと言われましたが…」

「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(カナダ・サンダーベイ)は9日(日本時間10日)、スーパーラウンド最終戦が行われ、日本は韓国に4-6で敗れた。この結果、日本の決勝進出はなくなり、10日(同11日)に3位決定戦でカナダと銅メダルをかけた戦いに臨むことになった。

「ここまで3週間、合宿からやってきて、ここで終わるわけにはいかない!」

 9回表、日本の攻撃を前に、ベンチ前で清宮幸太郎主将(早稲田実)は円陣の中で、大きな声で仲間を鼓舞した。打席が回ってくるため準備をしていた選手にも声を掛け、輪の中に加わらせた。2点を追う展開。この試合の最後になるかもしれない攻撃で、何としても、という思いがにじんでいた。

 前日に続き、負けられない一戦。でも、何かが足りなかった。序盤から互いにミスが続き、点を取り合ったが、なかなか先手を取れない。先発の田浦文丸(秀岳館)はこれまで5試合に登板し、疲労はピーク。その抜けた球を韓国打線は逃さなかった。今大会初めての先発マウンド。「先発としてリズムを作るために抑えてやろうと思ったけれど…。ベンチからは頑張ったと言われましたが、(次のマウンドは)川端が投げていたので応援するだけでした」。ここまでチームに流れを呼び込んできた左腕は、最後までうつむき加減だった。

川端「“秀岳館コンビやから任せろ”と言いました」

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