ソフトB、工藤監督就任後初の9連勝でM5 サファテが前人未到の50セーブ

工藤監督は6度目の挑戦で「9連勝の壁」破る、ロッテは今季ワースト借金40

 ソフトバンクが歓喜の瞬間にまた1歩近づいた。10日のロッテ戦(ZOZOマリン)。両チーム無得点で迎えた7回に一気に3点を奪い取って快勝。工藤公康監督就任後初の9連勝とし、優勝へのマジックは「5」となった。

 ソフトバンク和田、ロッテ二木の両先発による息詰まる投手戦。先に得点を奪ったのはソフトバンクだった。7回。1死から上林が中越えの二塁打を放つと、2死から本多が中前へ値千金の先制適時打を放って、待望の先取点。さらに2死一、二塁から今宮が放った打球は、追い方の悪かった中堅サントスの頭上を越えて、2点適時三塁打になった。

 投手陣は先発の和田がロッテ打線を7回まで4安打無失点。8回に無死満塁とされて降板となったが、モイネロ、岩嵜がロッテの反撃を2点で凌ぐと、9回に今宮の2ランなどで3点を追加した。9回は森が登板するも、3連打で1失点。ここで守護神サファテが登場し、試合を締めた。6-3で勝利し、和田は4勝目。サファテは前人未到の50セーブに到達した。工藤監督就任後、6度目の挑戦で「9連勝の壁」を破り、チームの貯金は今季最多の「47」となった。
 
 ロッテは4連敗。先発の二木は6回までスコアボードにゼロを並べる好投を見せていたが、7回に痛恨の失点。味方の援護がなく、我慢しきれなかった。打線は8回に無死満塁とすると、代打・荻野貴の中前2点適時打で1点差としたが、角中が遊直、ペーニャが空振り三振、中村が遊ゴロ。今季82敗目となり、ついに借金が今季ワーストの「40」となった。

【動画】13号2ランを放ったソフトバンク・今宮【写真:(C)PLM】

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