侍ジャパン、悲願Vならずも最後に快勝3位 小枝監督「自分たちの色が出た」
スーパーRで敗れたカナダに勝利、「吹っ切れて自分たちの色が出た」
侍ジャパンU-18代表は10日(日本時間11日午前1時開始)、「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(カナダ・サンダーベイ)の3位決定戦でカナダに8-1で快勝。スーパーラウンドでは敗れていた相手に“リベンジ”し、今大会最終戦を飾った。日本代表を率いた小枝監督は「最後こういう形で追われたのは1つ報いたかな」と振り返っている。
日本は先発の三浦が7回3安打12奪三振。三塁を踏ませぬ快投を見せた。打線も3回に相手のミスや清宮の今大会初タイムリーで4点を先制。その後も、藤原、安田、増田のタイムリーなどで加点し、快勝した。
スーパーラウンドでは4-6で敗れていたカナダに快勝。小枝監督は試合後、「昨日の(韓国戦の)負けで吹っ切れて、自分たちの色が今日は出たんじゃないかなという感じを受けるんですけど、時すでに遅しですけども、最後こういう形で追われたのは1つ報いたかなという感じですね」と話した。
国際大会の難しさも感じた今大会。指揮官は「やはり短期の結集ということが非常に難しい中、選手は非常に頑張ってお互いを知り合おうという努力をしていたと思います。そういう点では、最後にこういう風に、時間がかかりましたけど、(勝利で)結べたというのは良かったと思います」と選手をねぎらった。主将の清宮も「キャプテンとしてなかなかこの試合(大会)はみんなに貢献できなかったというか、そんな中でみんな自分に文句言わずについてきてくれて、最後は本当にみんな声出してましたし、いいチームになったなと思います」と振り返った。
最後に、ミーティングで選手に何を話すか、と問われた小枝監督は「僕は堅い男なので、野球だけっていうのは駄目だぞ、と。野球も私生活も立ち振舞いも全て密接な関係があるぞ、ということは言おうと思います」と明かしていた。
(Full-Count編集部)