18連勝インディアンスがア・リーグ最高勝率に躍進、先発防御率は驚異1.94

インディアンスは快進撃でリーグ最高勝率を記録【写真:Getty Images】
インディアンスは快進撃でリーグ最高勝率を記録【写真:Getty Images】

メジャー最長連勝記録は1935年カブスの21連勝

 ア・リーグ中地区首位に立つインディアンスが10日(日本時間11日)、本拠地オリオールズ戦に3-2で勝利し、メジャー歴代4位タイとなる破竹の18連勝を飾った。これで今季成績を87勝56敗とし、シーズン序盤に快進撃を続けたアストロズ(86勝57敗)を抜き、ア・リーグ最高勝率に躍り出た。

 インディアンスの勢いが止まらない。8月24日(同25日)に本拠地レッドソックス戦に勝利すると、そこから1つずつ勝利を重ね、気が付けば18連勝に到達していた。この間、1点差勝利は3試合のみ、5試合で2桁得点を挙げ、投手陣が4失点以上したのは3試合にとどまった。投打のかみ合った試合運びで、相手に付け入る隙を与えず。ついにメジャー歴代4位タイとなる18連勝となった。

 球団公式サイトによると、メジャー史上最長連勝は、1935年にカブスが記録した21連勝。これに2002年のアスレチックス(20連勝)、1947年のヤンキース(19連勝)と続く。インディアンスの18連勝は、1953年のヤンキースに並ぶ歴代4位タイとなる。また米データ専門会社「エライアス・スポーツ」によれば、1916年にジャイアンツが26連勝しているが、途中に引き分けを1試合はさんでいるという。

 フランコーナ監督は「どのチームも実際に負けるまでは勝てるとしか考えていない。それが大前提。今回の件は、我々以上に周りが盛り上がっている部分もある。我々はただ目の前の試合をするだけ。先週のことを考えても、何も始まらない。何かを学び、できる限り早く次の準備をするだけ」と、連勝記録にはこだわらず、目の前の試合に集中する姿勢を強調した。

 記事によれば、この18連勝中にインディアンスの先発陣は合わせて111回1/3に投げて、防御率1.94を記録しているという。ここまでクルーバーとクレビンジャーを除く先発陣は安定感に欠ける場面もあったが、シーズン終盤にきて抜群の安定感を取り戻した。救援も守護神アレンに加え、左腕ミラーも控えるだけに、2年連続ワールドシリーズ出場の可能性も十分にある。

 シーズン最長10連敗に達してしまったドジャースが誇るメジャー最高勝率にも迫るインディアンス。まずはどこまで連勝記録を伸ばすかに注目だ。

【動画】チームの顔役、リンドーアによる豪快な一発

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY