ハム大谷、5回1/3を1安打無失点&今季最速163キロ「前回よりかは進歩」
初勝利の権利を持って78球で降板
日本ハムの大谷翔平投手が12日、本拠地での楽天戦で本格的な投手復帰から2戦目、今季3戦目の先発マウンドに上がり、5回2/3を1安打無失点4奪三振3四球と好投した。メジャーリーグのスカウト16球団32人が視察に訪れる中、2回には今季最速の163キロをマーク。試合前から80球がメドとされていた登板で、78球でマウンドを降りた。
大谷は初回、3者凡退のスタート。2回1死一、二塁で迎えた茂木への3球目の外角への直球は、163キロを計時した。続くフォークで投ゴロに仕留め、聖澤は161キロで遊ゴロと無失点で切り抜けた。
3回は1死から島内にストレートの四球を与え、藤田に通算200犠打となるバントを許したが、銀次は160キロ直球で遊ゴロ。4回は再び3者凡退に仕留めると、その裏に横尾の先制3ランが飛び出した。
5回は2アウトから嶋に四球。しかし、島内には粘られながら空振り三振。日本ハム打線はその裏に西川が2ランを放ち、リードを5点に広げた。6回も続投した大谷は、藤田、銀次を中飛に仕留めて2死としたところで球数が78球となり、マウンドを降りた。
今季初勝利の権利を持っての降板。大谷は「良かったところも悪かったところもありました。無駄なフォアボールもありましたし、もう少しまとめられたら長いイニングを投げられたのかなと思います。ただ、前回よりかは進歩しているとは思うので、きょうの反省を忘れずに次回へ繋げていきたいと思います」とコメントした。
(Full-Count編集部)