広島9連勝でストップもM4 DeNA戦4連敗に…緒方監督「それは関係ない」

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

DeNA投手陣の前に反撃できず「チャンスも作れなかった。残念な試合」

 広島は12日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に1-3で敗れ、連勝が9で止まった。打線がDeNA先発のウィーランドから6回まで1点しか奪えず、得意の終盤の反撃もDeNAのリリーフ陣に封じられた。阪神が引き分けたため、マジックは1つ減って「4」となったが、緒方監督は「チャンスも作れなかった。ちょっと残念な試合だった」と肩を落とした。

 先発の野村が2回に味方の失策から3点を失った。緒方監督は「先頭バッターで、打ち取った当たりだったからね。(野村)祐輔はゴロを打たせてリズムを作っていくタイプだから」と右腕をかばったが、野村は「なんとかあそこで粘りたかった。我慢するというか、しっかり抑えきらないと」と悔やんだ。 3回以降は無失点に抑え、5回で降板となったが、指揮官は「中盤以降は立ち直ってくれた。次はしっかり投げてくれると思う」と次回に期待した。

 クライマックスシリーズで対戦する可能性のあるDeNA相手に4連敗となったが、緒方監督は「それは関係ない。阪神だろうが巨人だろうが、どこであろうと1戦1戦、ウチの戦いをするだけ」とやや語気を強め、「今日はそれができなかっただけ」と会見を締めた。マジックと残り試合を考えれば、さほど影響はない1敗だったが、この日の敗戦でセ・リーグ全球団からのシーズン勝ち越しが難しくなるなど、やや後味の悪い試合だった。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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