田中将大が日米150勝へ7回2失点快投、ジャッジ2連発、大量援護で白星権利
失点は2本のソロのみ、得点圏に走者置くもタイムリーは許さず
ヤンキース田中将大投手は14日(日本時間15日)、本拠地でのオリオールズ戦に先発し、7回を2被弾を含む8安打8奪三振2四球で2失点(自責2)とした。超新星ジャッジの42号3ランなど打線が序盤から爆発。大量援護に恵まれた右腕は、11点リードの場面で降板し、今季12勝目(11敗)、日米通算150勝の権利を手に入れた。防御率は4.73。
わずか7球で3者凡退と完璧な立ち上がりを見せた田中を、打線がすぐさま援護した。サンチェスの先制二塁打、フレイザーの25号3ランなどで一挙6点。マウンド上のエースを盛り立てた。
田中は2回と3回に1安打ずつ許しながらも無失点に抑えたが、4回先頭のスクープに左翼へソロ弾を許す。続くジョーンズは中前打、マンシーニは味方失策で無死一、二塁と得点圏へ走者を進めたが、デービス、トランボ、カスティーヨの主軸を抑え、さらなる失点を防いだ。
その裏の攻撃で、ヤンキースはジャッジが42号3ランを放ち、9-1とリードを広げた。
5回には先頭スミスに四球、続くベッカムに中前打で、再び無死一、二塁とした田中だが、続くマチャドを二ゴロ併殺、スクープを右飛に打ち取って無失点。だが、6回1死からマンシーニに右翼2階席に飛び込む特大ソロを運ばれ、2点目を失った。
だが、ここでもジャッジが打った。無死一、二塁から左中間席へ2打席連続となる43号3ラン。さらには女房役のサンチェスも31号ソロで続き、13-2と点差を広げた。
7回のマウンドに戻った田中は、1死からベッカムに四球、代打シスコに右翼線へ二塁打を運ばれ、二、三塁のピンチを迎えるが、後続を2者連続空振り三振に仕留めた。
7回を投げ終えて102球(74ストライク)。11点の大量リードを得たまま、マウンドを中継ぎに託した。
(Full-Count編集部)