59年ぶり同時優勝なるか 大一番を迎えるホークスと広島、16日の見どころ

ソフトバンク・工藤公康監督(左)と広島・緒方孝市監督(右)【写真:藤浦一都、荒川祐史】
ソフトバンク・工藤公康監督(左)と広島・緒方孝市監督(右)【写真:藤浦一都、荒川祐史】

ともに優勝マジック「1」、ホークスは勝利か引き分け、広島は勝利で決定

 2017年のプロ野球ペナントレースも、いよいよクライマックスを迎える。14日にセ・リーグ首位の広島、パ・リーグ首位のソフトバンクがともに勝利し、優勝へのマジックを「1」とした。15日は全チームが試合なしとなっており、16日にそれぞれリーグ優勝を賭けた一戦を戦う。

 2年ぶりのリーグ奪回が懸かるソフトバンクは、敵地メットライフドームに乗り込み、終盤にきてマジック対象チームとなった西武との直接対決に臨む。勝つか、引き分けでVが決定。過去10年で7度、他球団の優勝に絡んでいる西武は、今年は3連勝で目前での胴上げを阻止したいところだろう。

 優勝が懸かる大一番で、ソフトバンクの先発マウンドに上がるのは、東浜巨投手。今季、離脱者が相次いだ中でローテを守り抜き、22試合に先発してパ・リーグトップタイの15勝をマーク。その東浜が先発する試合で優勝となれば、まさに今季のソフトバンクを象徴したフィナーレと言える。

 ただ、ソフトバンクは今季、敵地メットライフドームを苦手としている。ここまで3勝6敗の戦績で、敵地で負け越しているのはメットライフドームだけ。東浜も4月9日の登板では6回途中4失点で黒星を喫している。チーム防御率は5.19と全球場の中で飛び抜けて悪い。西武先発の野上は、今季ソフトバンク戦では3試合に投げ、2勝1敗。2勝はどちらも本拠地での登板だった。これらが優勝の懸かる試合では、どう出るか。

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