59年ぶり同時優勝なるか 大一番を迎えるホークスと広島、16日の見どころ

広島は”お得意様”ヤクルト戦も…台風で開催危機

 一方、連覇の懸かる広島は、本拠地マツダスタジムで、セ・リーグ最下位のヤクルトを迎え撃つ。今季の対ヤクルトは16勝6敗と10個の貯金を作っている“お得意様”。さらに、マツダスタジムでは9勝2敗と圧倒的優位にある。

 先発マウンドに立つのは、薮田和樹投手。こちらもチームトップとなる14勝をマークしているが、実は広島がヤクルトに本拠地で喫した2敗はともに薮田で、相手の先発も16日と同じ小川。7月29日は6回5安打6失点、8月19日は7回途中10安打4失点で敗戦投手となった。薮田の出来が、優勝の鍵を握りそうだ。

 ヤクルト以上に、広島にとって障害となりそうなのは、天候だ。日本列島に台風18号が接近中。広島は16日は朝から雨、17日は暴風雨の予報が出ており、この2日間の試合が開催できるか、微妙な状況となっている。

 ともにマジック1としているソフトバンクと広島。セパ同日優勝決定となれば、1958年の巨人と南海以来59年ぶりの出来事となるが、果たして16日、両チームに歓喜の瞬間は訪れるのだろうか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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