CS出場を巡り巨人とDeNAが直接対決、データ有利は?
巨人は対DeNA防御率1点台の畠とマイコラスが先発か
セ・リーグ3位の巨人と、1ゲーム差の4位にいるDeNAが、16日から東京ドームでレギュラーシーズン最後の直接対決となる2連戦を迎える。クライマックスシリーズ(CS)出場へ向け、大きな注目カードとなりそうだ。
巨人はここ4試合を2勝2分と負けなし。特に14日までの同2位阪神との3連戦では、初戦は5点ビハインドを跳ね返してのドロー。3戦目も、2点差から8、9回に1点ずつを奪って引き分けに持ち込んだ。
チームの状態は良さそうで、先発もドラフト2位ルーキーの畠、ここまで13勝のマイコラスと盤石の2人が予想される。畠の対DeNAは2戦2勝、防御率1.20、マイコラスも3試合に登板して勝敗こそついていないが、防御率は1.80と十分な数字を残している。
一方のDeNAは前カードで優勝のかかる広島と対戦。初戦こそ白星で飾ったが、2戦目は今季ワーストに並ぶ12失点で敗れ、3戦目もあと1本が出ずに逆転負けを喫している。試合のない15日をうまくリフレッシュにあてて、切り替えられるかが大事だ。
先発は井納とドラフト1位の濱口が濃厚。井納は巨人戦は7試合に登板し、そのうち4試合で相手エースの菅野と投げ合う“不運”もあったが、1勝4敗。一方の濱口は3試合で1勝2敗。こちらも負け越してはいるが、直近の対戦(9月3日)では8回2安打無失点の圧巻投球を披露している。
チーム同士の対戦としては、巨人が14勝8敗1分と大きく勝ち越しており、しかも東京ドームでは5連勝中。勢いとデータでは巨人に分がありそう。DeNAが2連続CS出場へ意地を見せることができるのか。
16日は59年ぶりに両リーグの優勝が同日に決まる可能性があるが、セ・リーグの3位攻防も大きな注目となりそうだ。
(Full-Count編集部)