「小さな巨人」アルトゥーベ「驚異的」美技 “ほぼ遊撃”から反転ジャンプスロー
センター前へ抜けようかという当たりを…「とんでもないプレーです」
アストロズの「小さな巨人」ホセ・アルトゥーベ内野手が、驚異的な守備範囲でヒット性の当たりをセカンドゴロに仕留める超美技を見せた。
14日(日本時間15日)の敵地エンゼルス戦。4-1と3点リードで迎えた終盤8回。エンゼルスの先頭フィリップスが、二塁ベース左へのゴロを放った。センター前へと抜けようかという当たり。追いつくとしても、遊撃手の守備範囲かと思われた。
しかし、遊撃寄りに守っていたセカンドのアルトゥーベが素早く反応。二塁ベースを超えて逆シングルでボールを掴むと、体を反転させながらジャンピングスロー。身長167.6センチの体から放たれたボールは一塁ベースのわずか手前ではずんだが、ファーストの元DeNAグリエルがすくい上げ、フィリップスは間一髪でアウトとなった。
地元テレビの実況は「アルトゥーベによる驚異的なプレーだ!」と興奮。解説者も「とんでもないプレーですね」と絶賛した。MLB公式サイトはこの動画を「アルトゥーベのファンタスティックなジャンピングスロー」と紹介。公式ツイッターでは「セカンドベースのこと忘れろ。ホセ・アルトゥーベはただ守っているだけだ」との言葉を添えて動画を投稿した。
今季も打撃では打率.348、23本塁打、76打点、31盗塁と圧巻の成績。16試合を残して190安打と、4年連続シーズン200安打も確実な状況だ。この試合に5-2で勝利したチームは後半戦に入って勢いが落ち、驚異の22連勝を飾ったインディアンスにア・リーグ最高勝率では抜かれたものの、西地区制覇は目前。アルトゥーベは今季リーグMVPの最有力候補の1人と見られている。