日本ハム栗山監督、ホークス2季ぶり優勝に雪辱誓う「しっかり胸に刻んで…」
横尾が4号先制ソロ、高梨は7回3失点で6勝目
日本ハムは16日、本拠地でのオリックス戦に6-3で勝利した。投げては高梨が7回3安打3失点の力投で6勝目。打っては横尾が4号ソロで先制すると、大谷が2安打1打点。今季は打撃成績の上がらない中田も2安打1打点と気を吐き、投打のかみ合った勝利となった。
試合後、ソフトバンクの2年ぶりリーグ優勝をテレビで見届けた栗山英樹監督は「しっかり胸に刻んで…」と、来季以降の雪辱を誓った。同時に、力投した高梨と先制弾の横尾を褒める一方、本塁でクロスプレーとなった大谷に「ちゃんと走塁してほしい」とクギを刺した。
――先発した高梨投手の評価について。
「試合中、前半なかなかコントロール的に思うようにいかないところもあったと思いますけど、途中から試合の中で直すことができたし、よく頑張ってくれたと思います」
――横尾選手が粘って大きなホームラン。
「覚悟を決めて、しっかり自分の特徴を出すという必死さがいいところに行っているし、本当に良かったと思います」
――大谷選手が2安打を放ち、ホームでのクロスプレーもあったが。
「そうならないようにちゃんと走塁してほしいです」
――ホークスがリーグ優勝を決めた。
「今見ていましたけど、しっかり胸に刻んで…。こっちの立場はどうなるかわかりませんけど、選手たちはずっと野球が続く。ファイターズは勝たなければいけないチーム。そのためにできる限り、残りやっていきます」
――今日もたくさんのファンがスタンドを埋めた。残っているホームの試合に向けて。
「これだけの人が応援に来てくださる。来年以降の戦いをある意味、一緒につくり始めてくれている。一緒に苦しみも共有するんだという思いは感じていますし、ただ感謝しかありません。それに応えられるようにしっかりやっていきますし、本当にこれだけ入ってくださるのは結構プレッシャーです。来年何とかしなきゃと思いますね」
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)