規定打席到達は名選手への第一歩、今年は現在両リーグで53人が到達中

広島・安部友裕【写真:荒川祐史】
広島・安部友裕【写真:荒川祐史】

首位打者と最高出塁率は規定打席以上が対象、シーズン規定打席は443

 セパ両リーグともにペナントレースの大勢が決定し、これからはポストシーズン進出と個人記録に注目が集まることになる。首位打者争いは、パが秋山翔吾、セがマギーがトップを走るが、いずれも獲得すれば「初」になる。

 打撃タイトルのうち、首位打者と最高出塁率は、規定打席以上の打者が対象となる。規定打席はそのチームの試合数×3.1(小数点以下切り捨て)で算出される。現在は143試合制なので、シーズン規定打席は443だ。「443」打席は、シーズンを通して活躍した選手だけが到達できる数字だ。

 9月18日時点で規定打席以上の選手は、両リーグ合わせて53人いる。

パ・リーグ 25人

〇ソフトバンク 6人
柳田悠岐、中村晃、上林誠知、今宮健太、デスパイネ、松田宣浩
〇西武 5人
秋山翔吾、浅村栄斗、源田壮亮、外崎修汰、中村剛也
〇楽天 6人
ペゲーロ、茂木栄五郎、銀次、島内宏明、ウィーラー、アマダー
〇オリックス 3人
中島宏之、小谷野栄一、T-岡田
〇日本ハム 3人
西川遥輝、レアード、中田翔
〇ロッテ 2人
角中勝也、鈴木大地

 一目瞭然だが、不振のチームは規定打席に達する選手が少ない。好調な選手が少なく、レギュラーが固定できないからだ。ロッテはずっと鈴木大地だけが規定打席以上だったが、故障で出遅れていた昨年の首位打者、角中勝也が5月23日に復帰し、9月16日になり、ようやく規定打席に達した。

 この25人のうち、20人はすでに443打席に達しているが、ソフトバンク上林、西武外崎、オリックス中島、楽天茂木、アマダー、前述のロッテ角中は、今後の出場次第では規定打席を外れる可能性もある。

セ・リーグの到達者は?

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