37年ぶり連覇、広島の優勝会見全文 新井「若いみんなが頼もしかった」

新井「本当に若いみんなが頑張っているのが、頼もしかったです」

――続いて丸選手、リーグ連覇が決まった時の気持ちは。

丸「去年もそうでしたが、幸せな瞬間でした」

――昨年は「本当に苦労が報われた」という表現をしていましたが、今年のリーグ連覇で湧いてくる感情はどんなものでしたか。

丸「当然、嬉しいという感情が一番強いですが、その次はホッとしたというか。昨シーズンに優勝したことで、周りの期待というか、そういうものも去年以上にありましたし、その中でこうやって優勝という一番いい結果を出して、ホッとしています」

――今村投手は、みなさんとは違うところで試合を見ていたと思いますが、ブルペンからどんな気持ちで戦況を見ていましたか。

今村(以下、今)「とりあえず勝てばいいかなと、本当にそれだけを思って見ていました」

――決まった瞬間は、どのような感情が湧いてきましたか。

今「去年と違ってシーズンが長かったなと思いました」

――今日(18日)は接戦でしたが、こういったゲームを勝ち切って、連覇を手にしたのは大きいと思いますが。

今「去年とまた違う勝ち方ができたので、またいい試合ができたなと思いました」

――シーズンはまだ終わったわけではないですが、皆さんに今年を振り返っていただきたいと思います。まず監督、去年は25年ぶりの優勝という、歴史を動かすような優勝になりましたが、そこから2年連続で頂点に立った意味はどういうものだと思っていますか。

緒「意味というよりは、自分の中では、連覇よりも新たな1年が始まることで、優勝を目指していく。そういう気持ちでいましたし、戦う上で、ペナントを勝ち抜くにはやはり投手陣の力がしっかりしないと優勝までいかないと感じました。今シーズンは若い、経験の少ないピッチャーばかりだったので、いかに投手陣が頑張れるか、シーズンを通して成長していくかというところに、本当に自分の気持ちが一身にいっていたので。

 そういった中で、開幕戦から中心で回ってもらわなくてはいけないジョンソンが離脱するという中で、岡田や先発ピッチャーで言えば九里、交流戦からは薮田、本当に彼らのような若い力がどんどん出てきて、それを助けたのが後ろの中継ぎ陣、ここにいる(今村)猛であり、中崎であり、一岡であり、そして中田、そう言ったメンバーが、本当に今年1年、フルに活躍してくれた。頑張ってくれたということですね。また、それを支えたのが、守りにしてもそうだし、攻撃にしても、ここにいる野手陣ですよね。特に丸、菊池と、センターラインの子がしっかりと守りを固めてくれて、頑張っているピッチャー陣に点を取ってあげて、逆転につなげていく。本当に、ある意味、若い投手陣を成長させてくれたという意味で、彼らの力は大きかったと思います」

――続いて新井選手、今シーズンは去年の優勝から追われる立場として、他の5球団も打倒広島で戦っていたと思いますが、それも踏まえて今シーズンはどんな戦いでしたか。

新「去年のチャンピオンチームとして迎えたシーズンなので、もちろんマークもすごく厳しくなりますし、今年はカープには負けないと、他のチームが思ってスタートしたので、すごく厳しい道になるかと思いました。まあ、僕は大して何もしていないですけど、本当に若いみんなが頑張っているのが、頼もしかったです」

――そんな中でも、ファンの中で七夕の逆転劇など、新井さんの勝負強いバッティングが幾度となく印象に残っています。

新「たまたま最後に僕がホームランを打ったというだけで、そこまでの過程でみんながつないで回してくれたので、本当にみんなの力だと思っています」

菊池「本当に必死で、また去年と違う苦しいシーズンだった」

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