鷹モイネロ負傷、復帰時期次第でリリーフ陣に影響も 起用法に再考の余地?

ソフトバンクのリバン・モイネロ【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのリバン・モイネロ【写真:藤浦一都】

左前腕屈筋群の張りの診断を受けたモイネロ

 2年ぶりのリーグ優勝を決めたばかりのソフトバンクが、アクシデントに見舞われた。シーズン途中からセットアッパーとして主に7回を担っていたキューバ人左腕、リバン・モイネロ投手が18日の西武戦(メットライフD)で、負傷により緊急降板したのだ。

 この試合、1点リードで迎えた延長10回にモイネロはマウンドに上がった。先頭の源田に左翼線への二塁打を浴びると、1死二塁から代打・坂田に四球。森への初球に、源田にバッテリーのスキを突かれて三盗を決められると、森に右前適時打を浴びて同点とされた。

 緊急事態はここから起きる。続く金子侑への3球目を投じたところで、異変を訴えたのだ。捕手の高谷がベンチへ声をかけ、佐藤義則投手コーチとトレーナー、通訳がマウンドへ。言葉を交わすと、左腕はそのままベンチへと下がり、工藤公康監督が寺原への交代を告げた。2ボール1ストライクから後を受けた寺原が、フルカウントからの8球目、金子侑に左翼線へのサヨナラ適時二塁打を浴びて、まさかの逆転サヨナラ負けとなった。

 18日の試合後に、工藤公康監督は「肘に張りが出たみたい」と説明。球団は翌19日、同選手が札幌市内でMRI検査を受け、左前腕屈筋群の張りと診断されたと発表した。今後は状態を見てスローイングを再開するとしている。

優勝の立役者となった鉄壁リリーフ陣

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