ハム大谷、162キロも粘投2勝目 栗山監督「良くなかった」「まだまだ全然」
メジャー17球団視察の中で6回5安打5四球、援護した打線は「みんな集中していた」
日本ハムは21日、ソフトバンクに6-4で勝利した。先発の大谷翔平投手が6回108球を投げて、5安打5四球1失点。メジャー17球団27人が視察する中、制球に苦しみながらも、今季4度目の先発マウンドで2勝目(2敗)を挙げた。
打線は初回の中田の先制打の後、3回には石井一、西川、松本の3連打で2点を加え、横尾の5号2ランも飛び出して一挙4得点。5回には大田の右犠飛でリードをさらに広げた。
栗山英樹監督は試合後、大谷について「良くなかったですね」とし、援護した打線を「みんな集中していた」と称えた。
――大谷投手について。
「良くなかったですね」
――監督が想定されたものがあったと思うが。
「普通に行ってくれないかなと思っていましたが、まだまだ全然ですね。フォームのバランスも」
――次回に向けて決まっていることがあれば。
「何も。考えます」
――打つ方は横尾選手がまたホームラン。
「(大谷)翔平を勝たせようという雰囲気があったし、みんな集中していた。(松本)剛も体の疲れとかあると思うけれど、粘りながらいい仕事をしているし、横尾もなかなか自分のフォームで振らせてもらえない中で、自分の特徴をしっかり出そうとしている。良かったと思います」
――次、札幌に戻ってくるまで1週間。一言お願いします。
「本当に残り試合少ないですが、変な話、こっちが先に他のチームよりも前に向かって進んでいるつもりがある。ただ、それがしっかり次につながっていかないと意味がないので、しっかりやります」
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)