イチローは「求められること全てやってる」 去就気にするファンに米記者回答

マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】
マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

イチローの来季去就、米記者見解「再建に舵を切れば、残留の可能性高まる」

 43歳で迎えた今季も衰えない技術を披露しているマーリンズ・イチロー外野手。シーズン序盤は打率1割台と低迷しながら徐々に成績を上げ、現在は打率.262まで上昇した。オールスター以降は打率.321、出塁率.411と好成績を収めている。

 そんなベテランの去就はファンも気になっている様子で、球団公式サイトに「イチローは今年求められること全てをやってのけています。一流であり尊敬されるチームの一員です。来季のマーリンズに彼のための居場所はありますか?」との質問が寄せられた。これに関して、マーリンズ番のジョー・フリサロ記者が回答している。

 同記者はまずマーリンズのオーナーが変更となる点に触れ、「ブルース・シャーマンとデレク・ジーターによる新オーナー陣にとって、これは興味深い決断となるでしょう」と言及。「マーリンズは来季200万ドル(約2億2400万円)のオプションを保有してます。象徴であり、非常に人気のあるイチローは10月22日に44歳になります。今季ここまで、彼はキャリアで最小の187打数ではありますが、打率.262、出塁率.327を記録しています」と評価した上で「もしマーリンズがローテーション5人、リリーフ8人という布陣を採用すれば、内野も兼任できる選手でなければ4人目の外野手を維持するのは難しいでしょう。スタントン、オズナ、イエリッチの3人が引き続きプレーすることになれば、イチローの出番は故障者が出ない限りより限定的なものにもなるでしょう」と予想した。

 一方、「しかしチームが再建に舵を切った場合、イチロー残留の可能性は高まるかもしれません。なぜなら、彼は若いチーム内でベテランとしての存在感を発揮できるから。MLB通算3079安打を記録しており、多くの人々はイチローが今後もその記録を伸ばしていくことを期待しているはずです」ともしている。

 50歳まで現役続行を見据えているイチローは現在メジャー通算安打数で歴代21位のキャップ・アンソン(3081本)に残り2本とし、今季は代打安打数でも26本で両リーグトップを独走。ジョン・バンダーウォールが1995年に記録した28安打のメジャー記録に「2」と迫っている。残りシーズンでさらなる記録更新の期待がかかるベテランは来季どのような環境でプレーしているのか。その動向が注目される。

(Full-Count編集部)

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