清宮がプロ志望表明! 「早実3年間で次の大きな夢へ挑戦すべきと確信」
111発スラッガーがプロ志望を表明、早実から直接プロ入りなら34年ぶり
早実の清宮幸太郎内野手が22日に都内で自身の進路に関する会見を行い、プロ志望を表明した。高校通算最多の111本塁打のスラッガーがプロ入りを目指す決断をしたことにより、来月のドラフトでは複数の球団が競合することは必至だ。
テレビカメラ14台、多数の報道陣が詰めかける中で行われた記者会見。早実の和泉実監督、藁谷友紀校長らが同席する中、清宮は「一つずつステージ上がることを実感している。早実3年間で次の大きな夢へ挑戦するべきという確信に至った。プロの世界の厳しさは十分理解している。より高いレベルに身を置き、鍛錬、努力し、目の前の目標を一つ一つクリアしていきたい」と話し、プロ志望届を提出する意向を示した。
早実から直接プロ入りしたケースは過去に王貞治、荒木大輔らがいるが、直近のドラフトでは1983年の板倉賢司(大洋)、上福元勤(巨人)で、清宮のプロ入りが決まれば、34年ぶりとなる。
早実では1年の春からレギュラーを務め、1年の夏と3年の春に甲子園に出場。侍ジャパンU-18代表の一員として1年時と3年時にU-18ワールドカップにも出場した。今年のW杯では主将も務めるなど、世代の中心選手として注目されてきたスラッガー。その進路が正式に表明されたことで、各球団のドラフト戦略も一気に加速することになりそうだ。
(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)