華麗なターン+唖然の鬼肩→約41M完璧送球アウト=驚異の28試合で27勝!
インディアンス三塁手ウルシェラが驚愕スローで試合を締める
快進撃を続けるア・リーグ中地区覇者インディアンスで、将来有望な25歳三塁手がド派手なプレーで試合を締めくくった。21日(日本時間22日)、敵地でのエンゼルス戦で9回2死から強肩発動。あまりの力強いプレーに、マウンド上のオルソンは試合後に「信じられなさ過ぎて、笑うしかなかった」と話したそうだ。球団公式サイトが伝えている。
4-1で迎えた9回裏。インディアンス6番手オルソンは順調に2死を奪った。ここで迎えたのがエンゼルス三塁手バルブエナに、カウント1-1から投じた高め速球を鋭く振り抜かれた。三塁線に飛んだ打球は、そのまま長打になるかと思われたが、これに三塁ウルシェラが素速く反応した。三塁ベース付近で逆シングルでキャッチすると、ファウルゾーンに駆け込みながらも3歩目で一塁方向へ華麗なるジャンピングターンで送球。ボールはノーバウンドで一塁サンタナのミットに吸い込まれ、見事アウトに仕留めた。
MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」によると、ウルシェラは鬼肩を使って134フィート(約41メートル)をノーバウンド送球。地元クリーブランドで試合を中継する「FOXスポーツオハイオ」の実況は「アンビリーバボー!!!(信じられません)」と絶叫。「エンゼルスのダグアウトに飛び込みそうになりながらも、ファウルゾーンから完璧な送球で試合を締めくくりました!」と興奮を隠せなかった。
「アンビリーバボー」と感じたのは実況だけではない。この瞬間、マウンドにいたオルソンも「アンビリーバボー! 信じられなさ過ぎて、笑うしかなかった」と、試合後に明かしたそうだ。
メジャー歴代2位の22連勝を記録するなど、終盤にきて絶好調なインディアンスは、これで28戦のうち27勝を飾った。