ヤンキース、隠し球プレーに惑わされる…追加点機で二塁走者アウトで唖然
ブルージェイズ遊撃ゴーインズが好判断
22日(日本時間23日)敵地でのブルージェイズ戦で、ヤンキースのトッド・フレイザー内野手が「隠し球」の被害に遭った。
1-1の同点で迎えた3回だ。先頭で打席に立ったフレイザーは右翼へ二塁打を放って出塁。1死後に続くエルズベリーの打球は右翼へのフライ。ブルージェイズの右翼バティスが難なく捕球し、2死となった。
二塁走者だったフレイザーが三塁へタッチアップせずに帰塁すると同時に、バティスタは二塁カバーに入った遊撃ゴーインズに返球。ゴーインズは普段通りに捕球したボールを投手へ転送した…かに見えた。
が、この時、ゴーインズはボールを投げる振りをしただけで、振り下ろした手からひっそりボールをグラブに移した。自然な様子で二塁ベース付近に立ち続けると、背中合わせになっていたフレイザーが一瞬ベースから離れた隙を逃さずタッチ。二塁塁審がアウトを告げると、大喜びしながら三塁側ダグアウトへ走り帰った。
唖然としたのは、二塁走者だったフレイザーだ。両手を腰に当ててバックスクリーンを眺めていたが、「さぁ次のプレー」とばかりに本塁方向へ体を向き直した、その瞬間を狙われた。
貴重な追加点機を潰されたヤンキースは、逆に3回と4回に追加点を許し、試合を追う展開となってしまった。