ダルビッシュ、大谷翔平が「最もフィットする球団は」? 米メディアが予想
大谷は「特筆すべき二刀流選手」、「資金力のある環境に加わることが現実的」
「解決方法、それはダルビッシュの様なFA市場での大物投手の獲得だ。今季は9勝12敗、防御率3.96と、決してエース級の数字ではないが、成績自体はWHIP(1イニングあたりのヒット+四球)1.20、179回2/3で200奪三振と依然優秀だ」
このように評価した上で「5年1億ドル(約112億円)規模の契約がおそらく基準となる」と予想。最後は「ブレーブスはあと数年は上位争いの準備に時間がかかるかもしれない。しかし、積極的なトレード市場での動きから、彼等が大物を獲得しようとしていることは明らかだ」と結論づけている。
そして、大谷がフィットするとされているのは、メジャー随一の名門球団だ。「特筆すべき23歳の二刀流選手は、25歳を迎えるまではボーナス・プール・システムに該当する。これにより大谷にとっては契約規模は限られたものになり、全30球団にとっては現実的なオファーを出すことが可能になる」。寸評では、大谷獲得に大金がかからないことを強調した上で「様々なことが起こりうる。しかし、彼の市場性を最大化させることを考えると、資金力のある環境に加わることが現実的だろう」と指摘。さらに、二刀流での起用を考えると、ア・リーグ球団が有利との見方を示している。
「カブスとドジャースが熱心なアプローチを見せるなか、DH制があり、大谷の打撃面を活かした上で右腕を守ることができるア・リーグの球団こそが、より現実的だろう。こういった内容から、ヤンキースが大金を投じて大谷の獲得に動くのはパーフェクトなことだろう」
現在は、田中将大投手が所属するヤンキース。過去にも、多くの日本人選手を獲得してきた。「伊良部秀輝、井川慶といった選手の獲得での失敗は躊躇する理由にもなるが、ヤンキースはその後松井秀喜の獲得で成功を収めている」。記事では、このように言及しており、ブライアン・キャッシュマンGMも札幌ドームに視察に訪れるなど本腰を入れている超名門球団が“大谷獲り”をかなえられるか、注目が集まるところだ。
大谷が本当にメジャー挑戦に踏み切れば、日本だけでなく、米国でも、今オフに2人の日本人選手が話題の中心となることは確か。争奪戦の行方に注目が集まる。
(Full-Count編集部)