青木宣親の“猛打賞”阻んだ遊撃美技にどよめき 一度はライナー弾くも反転好捕
ナショナルズのT・ターナーが青木の3打席連続H阻む美技
23日(日本時間24日)の本拠地ナショナルズ戦で9月6度目のマルチ安打を放ったメッツの青木宣親外野手。メッツ移籍後、これで19試合中18試合で出塁と存在感を放っている。しかしチームはこの日、延長10回の末に3-4と競り負け、2連勝はならなかった。この試合で青木の“猛打賞”を阻んだ相手の好守が話題となっている。
前日の同カードで3安打2打点と活躍していた35歳はこの日、「1番・右翼」でスタメン出場すると、初回の第1打席で先発右腕ストラスバーグからレフトへヒットをマーク。さらに3回先頭で迎えた第2打席ではセンターへ2打席連続のヒットを放ち、その後、1死一、二塁から二モーの二塁打で先制のホームを踏んだ。
これでメッツに移籍した9月以降、6度目のマルチ安打を記録した青木は3-2と1点リードの4回1死走者なしの第3打席でもストラスバーグからセンター方向へヒット性の打球を放った。3打席連続安打かに見えたが、これに素早い反応を見せたのが遊撃のトレイ・ターナーだった。
24歳の内野手はセンターへ抜けようかという当たりにグラブを伸ばすと、一度は弾いて背後にそらしたが、体を反転させて座り込みながら地面すれすれで再びキャッチ。このプレーにメッツの本拠地シティ・フィールドからはどよめきが沸き起こった。このプレーはMLB公式ツイッターも動画付きでレポートするなど、話題となった。
その後、メッツは競り負け、青木も9月5度目の3安打はならなかった。それでもこの日は5打数2安打1得点の活躍で打率.285に。35歳のベテランはメッツ移籍後の9月の19試合で78打数25安打、打率.321、出塁率.376と輝きを放っている。