10安打10得点、楽天打線に復調気配、梨田監督「お盆休みが長かったけどね」

美馬は7回無失点で自己最多更新11勝目

 楽天が、2位西武との差を2.5ゲームに詰めた。25日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。序盤から打線が繋がり、2桁10安打で10得点。先発の美馬も6回まで無失点に抑える好投で快勝し、梨田昌孝監督は「茂木も振れてきたし、元気になってきた。打線はアテにはならないけどね」と、打線に復調の気配を感じていた。

 初回に2つの四球から銀次が中越えの2点適時二塁打で先制。2回には2死二塁から茂木が右翼線への適時二塁打を放った。3回にはウィーラーが球団外国人史上初となる30号3ランを放って、一方的な展開となり、指揮官は「銀次が打って、ウィーラーの3ラン。お盆休みが長かったけどね」と笑った。

 初回、2回、そして6回と先頭が出塁し、いずれも犠打で走者を進めた。それが得点へと繋がっており、「バントは、打線が調子良かった時は、そんなにしなかったんだけどね。それがこんなに繋がるとは。確率は30パーセントあるかないかだと思うんだけどね」と梨田監督は語った。

 先発の美馬はテンポよく、ソフトバンク打線に凡打の山を築かせた。7回に連打で1死一、二塁とされたが、福田を投ゴロ併殺打に打ち取り、ピンチを脱出。中5日だったため、7回88球で降板したが、5安打無失点の好投で、梨田監督は「ボールも良かった。(クライマックスシリーズに向けて)相当大きい。2013年の楽天日本一の時も、クライマックスと日本シリーズだけ頑張ったからね」と、11勝目を挙げた右腕のポストシーズンでの活躍に期待を寄せていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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