大量失点で4敗目のホークス千賀 コーチは体調面の異変否定、不調の要因は?

ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】

25日楽天戦で今季自己ワーストタイの7失点

 何度も天を仰ぐ。次々に失点を重ね、3回までに6失点。ストレートとフォークで打者を牛耳る姿は、そこにはなかった。ソフトバンクの千賀滉大投手だ。25日の楽天戦(ヤフオクD)。先発マウンドに上がった右腕だったが、6回8安打7失点。今季ワーストタイの失点を喫し、4敗目となった。

 初回、先頭の茂木にいきなり四球を与えると、2死二塁でペゲーロにも四球。続く銀次に中越えの2点適時二塁打を浴びて、あっさりと先制点された。2回も先頭の聖澤に四球を与え、茂木に右翼フェンス直撃の適時二塁打。3回にはペゲーロ、銀次に連打を許し、ウィーラーに3ランを食らった。

 この試合まで131イニングを投げており、シーズン規定投球回の143イニング到達まであと12イニング。規定投球回到達のこともあり、6回まで投げたが、8安打7失点と、いつもの千賀と別人のようだった。

 どこかに異変があったのか――。

 佐藤義則投手コーチは「別におかしいところはないよ。ブルペンでは普通に投げていた」と故障など体の異変は否定した上で「2点取られて、気持ち的に前向きじゃないようなピッチングだった。よし抑えてやろうという体の使い方じゃないように見えた。躍動感がなかったと感じたな。あんなにポコポコ打たれるようなピッチャーじゃない。全部、後手後手になった。2ボールになったケースが多くて自分のピッチングにならなかった」と、心理的な違いを口にした。

6回まで続投の理由、「意気に感じて投げて欲しかった」

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