ダルビッシュのスライダーは「フリスビー」!? LAメディアが衝撃的な軌道に興奮
女房役も絶賛した切れ味抜群の“宝刀”
ドジャースのダルビッシュ有投手は25日(日本時間26日)の本拠地パドレス戦で7回2安打1失点と好投し、今季10勝目(12敗)を挙げた。2014年以来3年ぶり4度目の2桁勝利を達成した右腕だが、衝撃的な軌道の変化を見せた魔球スライダーに地元テレビ局の実況は「フリスビーだ!」と驚愕している。
ダルビッシュは初回にドジャースタジアムのファンの度肝を抜いた。1回2死走者なし。3番マイヤーズをカウント2-2から空振り三振に斬って取った5球目が驚きの軌道を描いた。真ん中低めに向かっていたはずが、突如、外角低めに曲がりながら急激に落下した。
84.4マイル(約135.9キロ)のスライダーはまさに“魔球”と呼ぶに相応しいものだった。主砲マイヤーズは豪快な空振り三振の後、無念の表情でしばし動けなかった。
地元ロサンゼルスで中継しているテレビ局「スポーツネットLA」の実況もダルビッシュの一投に大興奮。「おお! フリスビースライダーだ! ユウ・ダルビッシュは初回3者凡退です」。ダルビッシュの宝刀に驚愕し、上下左右に予測不能の変化を見せる円盤「フリスビー」に例えていた。
女房役のヤスマニ・グランダル捕手も試合後に「あのスライダーは打てない」と絶賛していた決め球。衝撃の「フリスビースライダー」はポストシーズンでも強打者から空振りの山を築いてくれるかもしれない。
(Full-Count編集部)