ダルビッシュ“V字回復” ド軍強化責任者も手応え「10月へ準備ができてる」

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

投球フォーム修正で好結果「我々はいいリスクとして受け止めた」

 ドジャースのダルビッシュ有投手は25日(日本時間26日)の本拠地パドレス戦で今季10勝目(12敗)を挙げた。7回2安打1失点の好投で、2014年以来3年ぶり4度目の2桁勝利をマーク。移籍後、投球フォームの修正に取り組んできた日本人右腕だが、編成部門取締役のアンドリュー・フリードマン氏は「我々はいいリスクとして受け止めた」と満面の笑み。日本人右腕の“進化”に手応えを示していた。

 この日のダルビッシュは、トレード期限ギリギリで“ワールドシリーズ優勝請負人”の期待とともにやって来たエースそのものの姿だった。

 5回1死まで走者を1人も出さないパーフェクトピッチングを披露。4回先頭のアスアヘからは4者連続三振を記録を奪った。5回1死走者なしからスパンゲンバーグに死球を与えると、続くレンフローに左中間へタイムリーツーベースを浴び、初安打で初失点。それでも、7回91球を投げ、2安打9奪三振1失点という圧巻のピッチングだった。

 フリードマン氏はこの試合の2回表から地元テレビ局「スポーツネットLA」の実況席にゲスト出演。8月末に故障者リスト入り後、9月に入ってからは2試合連続で5失点という苦しいピッチングだったダルビッシュが、ここ3試合では計19回1/3で自責1という“V字回復”を見せたことについて振り返った。

「彼のボール、球種は本当に素晴らしい。しかし、彼は投球フォームに関する不振に陥っていた。幸運なことに我々にはハニー(投手コーチ)がいた。修正に2、3試合、必要になってしまった。マッスルメモリーも筋肉の記憶もその一部だ。少し試行錯誤した。特に体に馴染ませようとしていた。特に最近の2試合の先発はすごくいい。10月の試合に準備ができていると思う」

ダルビッシュの“意欲”も評価「彼は成長し続け、学びたいと希望している」

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