タイガースが殿堂219勝マルティネスの息子と契約、将来有望な17歳三塁手
高校に通いながらアカデミー入りと球団公式サイト伝える
デトロイト・タイガースは27日(日本時間28日)、メジャー219勝右腕ペドロ・マルティネス氏の息子で、三塁手のペドロ・マルティネスJr.と契約を結んだ。球団公式サイトが伝えている。17歳のマルティネスJr.は将来有望な選手で、タイガースのトム・ムーア国際スカウト部長は「非常に楽しみだ」と話しているという。
記事によれば、先日17歳の誕生日を迎えたばかりのマルティネスJr.は、ドミニカ共和国で生まれ育ったバイリンガルで、現在は私立高校に通っている。通常、球団と契約した選手は、傘下アカデミーに入って野球をしながら教育を受けるが、タイガースはマルティネスJr.が現在の学校の教育を受け続けながら、アカデミーで野球に勤しみ、来春に卒業できる方法を模索するという。
昨年シンシナティで開催されたRBIワールドシリーズにドミニカ代表として出場するなど、さまざまなショーケースに出場したマルティネスJr.に、タイガースは長らく注目。ムーア国際スカウト部長は「身長は6フィート2インチ(約188センチ)あり、まだまだ大きく強くなる可能性を秘めている。単にパワーがあるだけではなく、ヒットを生む能力がある」と高く評価しているそうだ。現地の報道によると、契約金は80万ドル(約9000万円)で、その他に30万ドル(約3400万円)の奨学金がつくという。
誰もが気になるのは、投手として殿堂入りした父の後を追わないのか、ということだが、昨年MLB公式サイトのインタビューで「僕は本当にピッチングは好きではありません」と返答。三塁手、遊撃手としてメジャーの舞台を目指すことになる。
今季ドジャースでブレイクしたベリンジャーの父も、かつてメジャー選手だった。そして、ブルージェイズ傘下マイナーには、ウラディミール・ゲレーロJr.がいる。近い将来、2世選手がメジャーを席巻する日がやってくるかもしれない。
(Full-Count編集部)