元楽天ジョーンズが地元アトランタで豪快スイング披露、MLSファン大熱狂
MLSアトランタ・ユナイテッドの試合前セレモニーに登場
今季楽天は3人揃って20本塁打というウィーラー、ペゲーロ、アマダーの強力助っ人トリオが誕生した。2013年に初めて日本一に輝いた時、打線を牽引したのが、メジャー通算434本塁打を誇るAJことアンドリュー・ジョーンズだ。楽天で2季プレーしたジョーンズは、昨年2月に現役を引退し、現在はブレーブスの特別アシスタント、そしてオランダ代表のベンチコーチとして、第2の人生を歩き始めた。
とは言うものの、今年3月に開催された第4回WBC以降は、すっかり動向が伝え聞こえなかったAJだが、27日(日本時間28日)に自宅のあるアトランタで現役時代を彷彿とさせる豪快なスイングを披露したという。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」によれば、AJはアトランタに拠点を置くMLS(メジャリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッドFCの試合前セレモニーに登場した。
19歳だった1996年にブレーブスの一員としてワールドシリーズ優勝に貢献したAJは、今でもアトランタでは英雄だ。野球とサッカーとフィールドこそ違えど、その豪快なスイングで、熱狂的なスポーツファンを大いに盛り上げた。と言っても、今回は振ったのはバットではなく、ハンマーだ。
アトランタ・ユナイテッドでは、試合前に「ゴールデン・スパイク」と呼ばれる8フィート(約2.4メートル)もの巨大な金の楔を「A-T-L」の掛け声に合わせて、ハンマーで打ち付けるセレモニーがある。これに登場したAJは、豪快にハンマーを振り下ろし、試合開始直前にファンのボルテージを一気に上げた。
19歳でデビューした当初は、走攻守揃った守備範囲の広い中堅手として鳴らしたAJ。記事では、当時アトランタ・ユナイテッドが存在したら、「パワフルかつ俊敏なゴールデングラブ賞野手、そして魅力満載のミッドフィルダーとして、2競技でスターになれていたかもしれない」と予測しているが、それも夢ではなかったかもしれない。