DeNA井納“勝負強さ”発揮できず今季最短降板 3回5失点に「慎重になり過ぎた」
無念の降板、「チームに申し訳ない」
DeNAは28日、横浜スタジアムで阪神と対戦した。2勝1分で迎えた阪神5連戦の4戦目。先発を任された井納は、まさかの今季最短となる3回5失点で降板した。
井納といえば大一番での勝負強さが光るタイプだった。昨年は広島と対戦した開幕戦で7回3安打、無失点投球で就任1年目のラミレス監督に初陣勝利をプレゼントした。さらに同年のクライマックスシリーズ・ファーストステージでは巨人戦との初戦を任され、7回2失点の力投でチームに勢いをもたらした。
今季もここまでは6勝9敗と黒星が先行するが、前回登板の9月16日の巨人戦では、相手を6回無失点に封じ、チームを3位タイへと再浮上させた。この日も順位争いに大きな影響を及ぼす一戦での登板となった。
1回は2死から糸井に右翼ポール付近へ大きな当たり。一塁塁審は本塁打と判定したが、リプレー検証の結果、ファウルに。仕切り直しでファーストゴロに抑えた。
だが3回だ。1死から投手の能見にこの試合の初安打をレフト前へ運ばれると、俊介のレフト前や糸井の四球などで2死満塁に。ここで4番の福留にレフト前へタイムリーを許し、2点を先制された。結局、福留から大和まで4連続安打となり、この5失点。井納は裏の攻撃で代打を送られて、今季最短の3回で降板した。
「大事な試合ということで1点も与えてはいきないと思い、慎重になり過ぎてしまいました。もう少し余裕を持っていれば、大量失点をせずに済んだと思います。試合を作ることができず、このような展開になってしまい、チームに申し訳ないです」と無念のコメントをだした井納。期待を裏切る内容となってしまった。
(Full-Count編集部)