NPB10万号被弾のロッテ成田、プロ初先発で洗礼「悔しい思いを忘れずに…」

ロッテ・成田翔【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・成田翔【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

伊東監督は内容評価も「勉強になったと思う」

 ロッテの2年目、成田翔投手がプロ入り初先発で厳しい洗礼を浴びた。29日のオリックス戦(ZOZOマリン)で6回93球、5安打4失点で降板し、プロ初黒星を喫した。

 4回まで速球とチェンジアップの緩急を使い、わずか1安打に抑える上々の投球。だが、5回1死からT-岡田に136キロ速球を右翼席へ届く30号先制2ランとされた。これがNPB通算9万9999号で、節目の10万号に王手をかけられたところで、6回にはマレーロに投じた137キロの甘い速球が、左翼へ弾丸ライナーの19号2ランに。2被弾で10万号のメモリアルアーチを許した。

「2本とも甘く入ったストレート。力の差を感じ、悔しい気持ち。今日投げて感じたことを、これからの練習で修正したい。この悔しい思いを忘れずに、来年以降になるかもしれないが、次の登板に生かしたい」と唇をかみしめた。

 伊東監督は「クリーンアップを迎え、一発だけは避けなければいけない状況。勉強になったと思う」と話したが、「テンポのよく、十分攻めていたと思う」と、その内容を評価した。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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