日ハム逆転勝利 有原が力投で9勝目、2桁白星へ栗山監督「何とか考えます」
“おにぎり君”横尾がV犠飛、指揮官は「本当によかった」
日本ハムは30日、札幌ドームでの西武戦に4-3で勝利した。先発の有原が8回8安打3失点(自責2)の力投で9勝目(13敗)。1点を追う8回にレアードのタイムリーで同点に追いつくと、横尾の犠飛で逆転。栗山監督は「本当によかった」と売出し中の“おにぎり君“の一打を喜んだ。
一方、1番の西川は初回に左ふくらはぎに死球を受けて交代。指揮官は「当たり場所が悪すぎる」として、10月1日以降の起用については状態を見てから決めることを明かした。
――3万3000人が後押しした逆転勝利。
「本当にそれはすごく感じていたので、感謝している。これから来年に向かっての期待感含めて、苦しい状態から一緒にチームを成長させるんだという思いを感じています。感謝していますし、そういう意味では粘りきれて良かった」
――有原投手が8回3失点と粘った。
「勝ち越すまで、最後まで行かせようと思っていたので、いいタイミングで勝ち越してくれて良かったです」
――黒羽根捕手との相性は。
「初めてでしたけど、バネらしく一生懸命何とかしようとしてくれたと思います」
――有原投手は9勝目。次の登板についてはどう考えているか。
「もちろん、何とか考えます」
――横尾選手がことごとくチャンスで回って来て、最後に結果が出た。
「今日、練習の時に『すみません』と言いに来ていましたけど、謝る必要は全くない。マークされ出した時にどういう攻め方になるのか、自分がどういう球を打ちに行くのか。『何となく打ちに行ったらそれは次につながらないんだよ』という話はしておきました。しっかり覚悟をして、ああいうところに犠牲フライを打つのは難しいけれど、本当に良かったです」
――西川選手が死球を受けて交代したが。
「本当に当たり場所が悪すぎるので。一番チームに貢献してくれた選手なので最後まで遥輝らしくやらせてあげたいですけど、明日の状態を見ます」
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)