日ハム西川、左ふくらはぎ死球で交代「明日出ろと言われたら厳しいかな」
3年ぶり盗塁王へ2位と3差、トレーナーも「2次障害のリスクが怖い」
3年ぶりの盗塁王を目指す日本ハムの西川遥輝外野手が30日、本拠地での西武戦で死球を受けて途中交代した。
初回の第1打席の4球目だった。西武・多和田の直球が背面を取って、左ふくらはぎを直撃。両脇を抱えられながらベンチに戻り、そのまま退いた。
試合後、アイシング用具一式を抱えてロッカールームを出てきた西川は左足をひきずっていた。「治っていない状態で動くと、違う場所をけがする恐れがあるので。ただ痛みを我慢すればいいというわけじゃない。肉離れとかいろんなことが起こるから。自分の体と、トレーナーと相談して。朝起きてみてですね」と自らの状態について説明した。
現在、盗塁数は39個で2位の西武・源田に3差をつけてトップを走る。打率.296で2年連続の3割もかかっている。「タイトルもあるし、出られるものなら出たいですけど。明日出ろと言われたら厳しいかな」。27日オリックス戦で走塁中に左膝を強打した際にも翌日強行出場したガッツの持ち主だが、さすがにこの日の表情は冴えなかった。
福島チーフトレーナーは「通常で考えたら明日は厳しいと思います。痛みがひいても、傷んだ筋肉の状態があるので無理はできない。2次障害のリスクが怖いので」と説明した。チームでただ一人全試合出場を続けるリードオフマンが、今季最大のピンチに見舞われた。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)